歴史:今から1500年程前、この村里の岡太川に美しい姫が現れて紙漉(す)きの技を教えたと伝えられている。奈良時代には、仏教の経を写すための写経用紙として重用されました。その後、武士が紙を大量に使い出す時代になる頃に、紙漉きの技術、生産量も向上して「越前奉書」等高い品質の紙が作られるようになり、紙の産...
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室町時代の初め頃、京都の刀作りの職人が、刀剣製作にふさわしい土地を求めてこの地にやって来た時、近くの農民のために鎌を作ったことが始まりだったと言われている。江戸時代には福井藩の保護により、全国で売られるようになる。昭和54年には刃物産地として、最初の伝統的工芸品の指定を受けた。現在ではその切れ味やデ...
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越前焼は日本六古窯の1つに数えられ、その歴史はたいへん古い。平安時代末期から焼かれ、現在約200基以上の古い窯が発見されている。これらの大がかりな古い窯で、かめ、壷、すり鉢、舟徳利、おはぐろ壷等、暮らしに使う器が焼かれてきた。特徴として、釉薬(ゆうやく)を使わずに焼く焼き締めや、灰釉(かいゆう)、鉄...
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始まりは古く、6世紀にまで遡ると伝えられている。当時の天皇に冠の塗り替えを命じられた漆塗りの職人が、黒塗りの食器を献上したところ、その艶の見事さに深く感銘され、製作を奨励されたのが越前漆器の始まりと伝えられている。特徴は、挽物はトチノキ、ミヅメ、ケヤキ等の木を縦方向に立木挽きします。塗りは花塗(はな...
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われらが越前箪笥のご紹介ですが、ご存知の通り2013年12月に伝統的工芸品に指定されたばかりの工芸品です。越前箪笥は、江戸時代後期より製造されており、ケヤキ、キリ等の木材を独自の指物技術により加工した後、漆塗りを施し、鉄製金具で装飾する重厚な製品造りを行っています。※特徴や製作方法は、当サイトでご説...
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現在の福井県若狭の里、遠敷(おにゅう)は、若狭一の神社を頂く土地で、奈良時代に玉を信仰する鰐族(わにぞく)という海民族が、この地に来たとき、神社の前に鰐街道を作り、そこで玉を作ることを仕事としたのが、始まりと言われています。江戸時代中期には、めのう原石を焼いて美しい色を出す技法が確立されました。19...
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若狭塗は、江戸時代の初めに若狭湾のそばに位置していた小浜藩の漆塗りの職人が、中国の漆器作りの技術にヒントを得て、海底の様子を図案化して始めたものだそうです。これに改良と工夫を重ねて生まれたのが「菊塵塗(きくじんぬり)」と呼ばれるもので、さらにその弟子によって「磯草塗(いそくさぬり)」があみだされまし...
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