伝統的工芸品『越前箪笥』のことならお任せ!!

伝統的工芸品

『伝統的工芸品』とは次の6つの要件を満たし、
いくつもの機関を経て
経済産業大臣が指定をしております。

 

要件
1:工芸品であること。
2:主として日常生活の用に供されるものであること。
3:その製造過程の主要部分が手工業的であること。
4:伝統的技術又は技法により製造されるものであること。
5:伝統的に使用されてきた原材料が主たる原材料として用いられ、
製造されるものであること。
6:一定の地域において少なくない数の者がその製造を行い、又はその製造に従事しているものであること。

 

我が『越前箪笥』はこの指定を昨年末に頂きました。
11年かけて・・・。

 

特に4番に時間を費やしたのです。4と5は『100年以上の歴史をもっていること』が絶対条件で、
この技術が100年前から脈々と受け継がれてきた事を証明するのが難しかったのです。

 

現存する箪笥はいくつかあったのですが、なんせいつどこで誰が製作したのかが証明できなかった。

 

ところが画像の車箪笥が偶然発見され、なんといつ誰が製作したものか証明することができたのです!!

 

私は6年前から越前箪笥の指定を受けるために組合の事務局をしておりましたので、
経済産業省での最終プレゼンにまで立ち合い、その場で指定が確定した時は非常に感慨深かったです。

 

そんな越前箪笥は福井県で7つ目の伝統的工芸品に指定され、
人口が80万人以下(47都道府県で43位くらい)の県では異例の多さです。
あの大坂や福岡と同じ7品目なのだから・・・。

 

つまり、特に越前市周辺は非常にモノづくりの盛んな街であったのは間違いなく、
産業の起点になるような歴史や文化が色濃い場所だったのだと考えております。

 

 

ちなみに、平成25年12月現在、経済産業大臣が指定する「伝統的工芸品」は全国に218品目ございます。

 

 

 

 


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