越前打刃物
室町時代の初め頃、京都の刀作りの職人が、刀剣製作にふさわしい土地を求めて
この地にやって来た時、近くの農民のために鎌を作ったことが始まりだったと言われている。
江戸時代には福井藩の保護により、全国で売られるようになる。
昭和54年には刃物産地として、最初の伝統的工芸品の指定を受けた。
現在ではその切れ味やデザイン性の評価が高く、海外への販路が拡大している。
特徴としては、日本古来の火作り鍛造技術と手仕上げを主としており、
鎌、包丁等を主な製品としている。
製造方法は、鋼の片隅から全体を菱形に斜めにつぶす、「廻し鋼着け」という技法や、
刃を2枚重ねたまま表と裏からハンマーで打ち、2枚が同じように薄くのびるよう手早く作業する、
「二枚広げ」と呼ばれる技法がある。
産地連絡先
■産地組合名
越前打刃物産地協同組合連合会
■連絡先
◯越前打刃物産地協同組合連合会
〒915-0873 福井県 越前市池ノ上町49-1-3 TEL:0778-24-1200 FAX:0778-22-1015
http://www.echizenuchihamono.com/
【関連展示場・施設】
タケフナイフビレッジ共同工房
越前打刃物会館
福井県産業会館 - 常設展示場
ふくい南青山291